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日本山岳会青年部「きりぎりす」
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熱い記録の数々と商業誌ではできないような連載で巷で人気の山岳同人誌。まずは手にとって読んでみてください。
ICI新宿西口店・カモシカスポーツ高田馬場店でも好評発売中。
10号まで発行! みんな読んでね。 |
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狂っている。カムはついにここまで来たのだ。幅5.5ミリのクラックに収まってしまう。シンストッパーと同じクラックに使えるわけだ。こんどバナナクラックにトライしたいし、買ってしまおうか?どうしよう。
夏の盛り、カモシカスポーツでしげしげと眺めていると、笹原店長が囁きかけてきた。
「今買ったら、日本で最初のゼロオーナーだよ・・・。」
日本で最初・・・私の心が動いたのを見透かしたかのように畳みかける。
「ギアマニアなら買わなきゃ〜」
「げ、現金ないんスけど。」
「うちではデビットカード使えるよ。ふふふ。」
それ以上、逆らうことはできなかった。まあいい。これでバナナクラックとかも怖くはないぜ。
しかし実際の花崗岩に当ててみると、このサイズだとわずかな結晶の凸凹が大変な障害となり、きれいに決めるのは容易なことではない。決まったようでも結晶に引っかかっているだけにしか見えない。
ピトンスカーに有効だという話を聞いたが、あんなふうにツルツルした奥深い穴には最適だろうな・・・と思っていたら、意外な分野を発見した。
沢である。沢の中のクラックは、細いものでも内部が磨かれており、結晶に邪魔されることなくセットできるのだ。ロストアローを打ち込まれるような穴にもセットできる。まあ、そこまでする沢ヤはきりぎりすとかに寄稿する一部のマニアだろうし、耐過重も3キロニュートンしかないので、本気で落ちるには怖いが。(メーカーもプロテクション用ではないと言っている)まあしかし、普段どうせスモールストッパーとかで落ちているんだし、大丈夫でしょう!
秋にはバナナクラックにも一応持っていったが、恐ろしいという噂に反してプロテクションは良く、活躍の機会は無かった。
まあ、お守りに持っていても気にならない重さなので、クラックのエリアにはいつも一応連れていっている。それが私の愛なのだ。
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1969年生 沢登り(アイス含む)、岩登り、スキー……登山・下山の全てを好む。
自然との融合を主題に簡素なスタイルを指向し、時にはロープも使わずクライミングに赴くが、その割にギアマニアの一面がある。 |
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