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川原2号沢

1994年8月8日 M.朱宮(単独)

 屋久島西部の遡行図のない沢第一弾。この沢は特に名前はないようだが、川原2号橋のかかる沢であり、サルの研究者達も1号沢、2号沢と読んで区別しているので、こう呼ぶことにする。

8/8(晴のち曇)
6:00川原2号橋〜9:10尾根上1100m付近〜11:301300m付近12:30〜14:151100m付近〜17:40川原2号橋
 海から遡行を始めるのが屋久島の沢登りの醍醐味だが、今回は屋久島で初めての入渓のため先行きがどうなるかわからないので、時間短縮のため割愛。
 この沢の遡行のポイントは二つある。一つは中間部に出てくる巨石群とその滝の通過。もう一つはもし頂上まで行く場合には頂上付近の藪とガスだ。
 前者は大抵の場合、高巻きできるので問題にならないが、後者は気をつけないといけない。ウバメガシ、サクラツツジ、ハイノキ、アセビなどが低木化し、その上をサルトリイバラが這っているという最悪のヤブで、低木と言っても高さは背丈以上あり、周りを見通す事すら出来ない。スギやヤマグルマに登って見通しをつけながら進むしかない。また、午後になるとすごい速さでガスが昇ってきて、視界も無くなってしまう。さらに、頂上付近は非常に大きな岩が西面側に露出しており、ヤブの中をむやみに歩き回るのはとても危険だ。
 ただし今回は、尾根の途中に出てしまったので、沢を忠実に国割岳までつめるとどうなるかわからないが、国割の山頂直下の岩峰を見ると、つめることは難しいかもしれない。
 最初は縦走して尾根を下る予定であったが、上のような状況に阻まれ、来た沢を下ることにした。

 下りは右岸が通りやすかった。

(記:朱宮)

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