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日本山岳会青年部「きりぎりす」
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熱い記録の数々と商業誌ではできないような連載で巷で人気の山岳同人誌。まずは手にとって読んでみてください。
ICI新宿西口店・カモシカスポーツ高田馬場店でも好評発売中。
10号まで発行! みんな読んでね。 |
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きりぎりす編集部
いつぞやの『山と渓谷』の柏瀬裕之氏のエッセイに山で●(ブー、クライマー禁止用語)ぬ確率というのがあって、20 歳から60歳まで月に2回程度のアルパインクライミングを続けていると、だいたい、50%の確率で●んでしまい、一回のクライミングで●ぬ確率は0.1%という記述があった。衝撃的な数字にかなりの人間が動揺したようだ。だいたい、クライミングをしている人間には、自分だけは●ぬはずがないと思っている人間が多い。逆にいえば、そう思いつづけている人間だけが生き残ってクライミングを続けているともいえる。真実は、いつどこで●ぬかなどということは自分自身が決めることではない、ということであろう。たとえ確率的にクライミングをしている人間の●亡率が高いとしても、生きている人間にとってはそんな数字など何の意味もない。
事故が起こった場合、それが人の●を伴えば、ほとんどの場合、詳細な反省が行われ、かつ記録に残される場合が多い。しかし、一歩間違えれば重大事故になるはずであったのに、運良くたいした怪我をしなかった場合、その出来事は笑い話になるか、武勇伝になるか、という程度で、その教訓を後々に生かすことはあまりない。何の法則だったか忘れたが、一つの重大事故の背景にはいくつものきわどい出来事がピラミッド構造的に存在する、というのはよく知られたことである。人間は痛めつけられない限り、やり方をそんなに簡単に変えはしない、ということの言い換えでもあろう。今回、たまたまそんなヒヤリハットとでもいえるような記録が集まり、ちょうどいいので今後、本当の重大な事故につながらないためにも、そのような経験を集めようと思って投稿を呼びかけたら、みんなやはり黙ってる過去があるらしく、集まった記録に衝撃を受け、おおぉぉぉぉぉーーとうなったのは一人だけではないだろう。これらの経験をどう解釈するかはそれぞれの読者に委ねるとして、それぞれの能力に応じてこういったきわどい事例から学び取ることは多いはずである。言うまでもなく、このような記録の価値というものは、再び同様の結果をもたらさないことにこそあるべきで、その意味では読者がこういった記録を間接的にせよ追体験することによって内面化し、いずれは忘れ去ることが理想であろう。しかし、完璧な人間はいないのであって、山で逡巡したとき、軽率な行為を取ろうとしたとき、頭の片隅に「そういえばああいう経験をしたやつがいたなあ」とちらっとでも思い出すことがあれば、この企画は成功したと思っている。
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命をたいせつにね!! 東京電力 byデンコ
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