笛吹川/東沢本流ホラノ貝ゴルジュ


●2000年8月19日
●木下徳彦(東京岳人倶楽部)、山田大介(名古屋ACC)


前夜の急行アルプスに新宿で3分の待ち合わせで飛び乗るが、案の定座れず塩山まで立席となる。塩山で名古屋からやってきた山田さんと落ちあい、西沢渓谷へ。

 

翌朝は目覚ましをかけたが結局起きれず、7時発になる。予定では、西のナメ沢〜アザミ沢下降〜西沢渓谷ハイキングということになっているので、かなり厳しいか?

東沢本流に入り、登山道と分かれた最初の5m滝は、左から巻く。前夜に結構な雨が降ったらしく、なんか水が多い。

これを越えると、少し河原が現われ、短い瀞10m。いきなり泳がされる。ウェットスーツ着ているのに寒い。

続く瀞10mは、右側壁を半分流されつつもへつる。水中になんとか指がかかるホールドがある。出口に2m滝があるが、右から登った。ここだけで20分かかった。山田さんは必死に泳ぐも流され、右から巻いて懸垂。

清兵衛沢出合手前の泳ぎは、流れがあるも容易。

ホラノ貝沢出合で一休み(9:00-10)。水が多い割には、なかなかいいペースだ。

 

ここから本番が始まる。

水の中に半ば沈んだ倒木を頼りに釜を10mほど進むと、その奥には、噂のアブミトラバースがある。

意気込んでいったが、A2はあるといわれたトラバースも残置のせいで、非常に楽なものとなってしまっていた。ということで、何本かは回収してきたので、次から行く人は何枚かは必要です。

核心はトラバースなので、結構油断していたが、実はこの次が大変だった。この次の瀞が泳げない。とにかく流れが速い。山田さんが、3回のトライで左側の側壁にエイリアンを決めてぴたっと張り付き、そこから必死のショルダーで、一段上の残置ボルトのあるテラスにはい上がる。そこから、振り子トラバースで流れの速い部分を切り抜ける。

最奥に控えるCS滝は、水の勢いがあまりにも強く(溺れた)、CSの下をくぐり抜けられず、やむなくボルトを右側の壁にたたき込んで、人工ではい上がった。水が多くなければ必要ないものだと思うので、撤去しても構わないです。わずか10m強に2時間もかかってしまった。

この後は、マントリングや飛び込みなどを交えながら進む。適度に厳しい。U字溝の中を何度か徒渉しながら進むと、だんだんと河原状になり山の神についた。

この時点で13:30だったので、継続はやめて、登山道経由で歩いて戻る。

今回は前日に結構雨が降ったらしく、充実した遡行となってしまった。水に浸かりっぱなしだったので、非常に疲れた。

以前、ホラノ貝ゴルジュには便所で使う吸盤を持ち込んで流されたことがあるが、その時よりも厳しかった。この水量だったら4級ぐらいあるだろう。水は長時間浸かっているとかなり疲労するほど冷たい。ウェットスーツ着ないと厳しい。


(記:木下)

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